産後にそけいヘルニア手術を執行クリニックで受けてきた1

 これから妊娠を考えている方、今妊娠中でそけいヘルニアをお持ちの方で手術を検討している方へ。
 
幼少期からそけいヘルニアをもつ著者の産後の手術経験を以下に記録したのでぜひ参考にしてほしい。
  

そけいヘルニアとは

この記事を読んでいる方は既にご存知かもしれないが、そけいヘルニアとはいわゆるそけい部分の脱腸である。
 
一般的は高齢の男性に多く発症するが、妊娠中の女性にも起こりうる。
 
そけいヘルニアは、腸の外側の筋膜がなんらかの原因で弱ったり、隙間が出来ることにより本来脱出すべきで無い腸の一部が筋膜の外側にはみ出てしまう。
 
直立した状態だと分かりやすいが、そけい部の一部ががピンポン玉のようにぽっこり膨み、時に痛みを生じる。
 
 

嵌頓のおそれ

このそけいヘルニア何が怖いかというと、脱出した腸が戻らなくなり壊死してしまう場合がある。
これを嵌頓(かんとん)という。
 
この状態になると一般的には緊急手術を要する。これは妊娠中の女性も該当する。
なので気づいた時点で早めに治療することを勧める医師は多い。
 
 

手術に踏み切ったわけ

著者の場合幼児期からのものだったため、勝手な自己判断で嵌頓の心配はしていなかった。(本当はだめです)

手術でしか治せないから、いつか受けたほうがいいかなぁ、なんて思いつつ延ばしに延ばして出産後ようやく重い腰をあげたというところ。

さて、何十年と放置していたこのヘルニアだが何故このタイミングで手術を決めたのか。
理由はふたつ。
 
1.  妊娠中悪化(嵌頓になる)するかもと医師に言われヒヤヒヤした
 
医師はあらゆる可能性を示唆する必要があるため、説明を余儀なくされたのだろうがやはり不安になった。
 
妊娠中、圧がかからないようトコちゃんベルトを上から巻いたり、排便中(ごめんなさい)膨らまないよう手で押さえたり常に気を遣ったものだった。
 
もし2人目の出産を考えるなら、こういった余計な不安を抱えつつ10か月過ごすのは避けたいとつくづく思った。
 
 
2.  産後痛み出した
 
産後歩行時に今までになかった痛みが気になりだした。切迫早産で妊娠後期は寝たきりだったため筋力が落ちたからだろうか。産後2か月くらいまで特に傷んだ。
(時間がたつにつれ何故か多少改善したが)
 
以上の理由で、クリニックを訪ねることにした。
訪ねた先はヘルニア手術の実績が飛び抜けて多い、新宿区にある東京ヘルニアセンター「執行クリニック」というところ。
 
初回の診察については、次の記事で紹介します。

→そけいヘルニアを受けてきた2