2018年3月にピジョンから発売されたランフィRA8。
大きなタイヤが印象深い、AB型の軽量ベビーカーである。
実際に商品を触って確かめてきたので、類似商品と比較しつつ、細かくチェックしてみようと思う。
基本スペック
カラーバリエーション

ネイビー、グレー、ブルー、ブラックの4色。
落ち着きすぎず、派手すぎずといった印象。
今回紹介するのはネイビー。
本体重量
5.3kg。
ランフィはタイヤとバスケットが大きいせいか結構大ぶりに見えるけど、それでも重量は5kg代前半。「軽量コンパクトタイプ」の部類に入る。
生後1ヶ月から使えるAB型兼用ベビーカーというと、おおまかに3タイプあって、
1)超軽量コンパクトタイプ
・3kg代と超軽量
・2〜4万で買える
・質は若干劣る
2)軽量コンパクトタイプ
・5kg前後
・3〜6万で買える
・質も割と良く、コンパクト
3)高級タイプ(3輪バギー除く)
・5kg〜10kg
・5万〜10万以上
・とにかく良質
という感じ。
ランフィRA8は中間グレードのベビーカー。
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タイヤについて

タイヤに関してお伝えしたいのは2点。
1)オート4輪なので操作が楽々
中間グレードのベビーカーならほぼ100%ついているオート4輪機能。
これにより、
・対面式:赤ちゃんと向かい合った状態で走行
・背面式:赤ちゃんと操作側どちらも進行方向を向いた状態で走行
の切り替え時も自動的に後輪がロックされるため、楽に操作が可能となる。
詳しくはこちらの記事で。
非公開: ベビーカー選びのコツ:オート4輪(オート4キャス)とは?メリットとデメリット

2)タイヤが大きくなった
旧モデル(RA7)は4輪とも直径16.5cmだったが、今回うち2輪が18cmと大幅UP。
なので
対面式:前輪が18cm、後輪が16.5cm
背面式:後輪が16.5cm、後輪が18cm
となる。
前輪が小さい方が小回りが利きやすくなるので、使用期間の長い背面式をメインに設計されているかと。
アップリカやコンビがダブルダイヤを好む一方で、ピジョンはシングルタイヤ推し。
シングルの方がデコボコ道に強く、ハンドルをとられることが少ないとのこと。
(ダブルタイヤは車体が安定しやすいので、一概がどちらが良いとは言い難い)
サンシェードについて

対面式で、こんな感じ。
かなりしっかり日差しから守ってくれそう。
バスケット

記載はないが、見た感じ20リットル前後かと思う。旧モデルは16リットルなのであまり変化はなさそう。
20リットル前後ならAB軽量ベビーカーのなかではまずまずといったところ。

このように背面式の際、手前が浅くなっているので物が取り出しやすい。
生後数ヶ月の赤ちゃんとのお出かけは何かと物入り。バスケットの容量は大きいに越したことはない。
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旧モデルとの比較
2019/3/6追記
旧モデルRA7はもうほとんど在庫がなさそうです。1)タイヤのサイズ
旧モデルRA7は4輪ともタイヤが16.5cm。
最新モデルは4輪のうち2輪が18cmとなった。
ちなみにアップリカやコンビは14cmが多いが、ピジョンはタイヤが大きめの傾向にある。
2)リクライニング
115度~165度 →100度~175度 にアップ。
コンビのアンブレッタ、アップリカのオプティアなど上級モデルは170度まで倒れるが、ランフィのような中間モデルで170度はあまり聞いたことがない。
詳細を比較するとこんな感じ。
商品名 | ランフィ RA7 | ランフィ RA8 |
---|---|---|
発売年 | 2017 | 2018 |
重量 | 5.4kg | 5.3kg |
サイズ(開) ※ | W545 × D955 × H1030mm(対面位) | W525 × D945 × H1015mm(対面位) |
サイズ(閉) | W510 × D380 × H1010mm | W516 × D380 × H1028mm |
バスケット | 16ℓ | 不明 (16-20ℓ ?) |
オート4輪 | ◯ | ◯ |
シート高さ | 54cm | 54.5cm |
リクライニング | 115°~165° | 100°~175° |
タイヤ直径 | 4輪とも16.5cm | 16.5cm×2輪、18cm×2輪 |
シート取り外し | ◯ | ◯ |
筆者
最新と型落ちモデルは10,000円以上価格差がある場合も。この価格差でタイヤとリクライニングにこだわりがないなら、型落ちモデルでも十分検討の余地あり。
他社ライバル機種
コンセプトが似ていそうなのを何点かピックアップ。
1) Fino ( ピジョン)
ランフィのアップグレード版。
タイヤが4輪とも18cm。よりよい質を求める方に。
A型ベビーカー「フィーノ(fino)」の口コミと商品レビュー。オプティアやネムリエとも少し比較

2) ラクーナソファークッション(アップリカ)
衝撃吸収にこだわったアップリカ最新のAB兼用軽量モデル。
タイヤは14cm。
ラクーナソファークッションの口コミとレビュー。旧モデルコンフォートとも比較

3)スゴカル(コンビ)
こちらも軽量だけど、質にもしっかりこだわったコンパクトモデル。
タイヤは14cm。ラクーナとコンセプトがよく似ている。
ベビーカー「スゴカル HH」の口コミとレビュー。メチャカルとも比較

筆者
似たような本体重量・価格で大きなタイヤ&フルリクライニングをお探しの方にはピジョン一択かも?
まとめ
ということでランフィ RA8は、
タイヤが大きいベビーかーを探している
小回りの効くものがよい
持ち運びしやすい
電車など公共機関での移動が多い
質の良いものを選びたい
リクライニングはしっかり倒れるのが良い
そんな方におすすめしたい。
以上、参考になると幸いです。
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