哺乳瓶を拒否する息子が2ヶ月かけて克服したわけ

哺乳瓶で飲んでくれない!そんな赤ちゃんになんとか飲ませようと思考錯誤するパパ・ママは少なくないと思う。
 
ミルクの温度が低い?哺乳瓶が合っていない?お母さんがあげると飲まない?様々な情報がネット上に載ってはいるが、全員がその通り上手くいくわけもなく。。うちもそうだった。
 
これはなんとか飲ませたいご家庭に告ぐ、我が家の哺乳瓶奮闘記である。
 

最初は普通に飲んでくれていた

我が子は生後20日にして始めて哺乳瓶を咥えた。当時はなんの抵抗も無く、ごくごく飲んでくれていた。
 
当時使っていた哺乳瓶

しかし生後2ヶ月を過ぎたある日、突然拒否するように。飲ませようとしても舌を使って器用に押し出すのだ。
 
無理矢理つっこんでも当然泣くだけでますます飲まなくなってしまう。週末の深夜は夫が起きて授乳してくれており、非常に助かっていたのだがこれも出来なくなってしまった。
 
案外一時の気まぐれで飲まなくなったのでは…と思いその後トライし続ける事10日。
成功したのはおなかが空きすぎてギャン泣きした後の一度のみだった。
 
母乳の出にも自信が無い。しょっちゅう泣いているのは足りてないからだろうか。
我が子が泣けば泣く程、飲まないせいではないかと思い悩んだ。
 

光明が差すものの

さて、哺乳瓶をイヤイヤしだして11日目。ネットの情報にならって新しい哺乳瓶を購入することにした。

色々なサイトでおすすめだと言われたのがピジョンの「母乳実感」という哺乳瓶。

何でもお母さんのおっぱいと同じ口の動きで飲める工夫がされており、乳首の部分も以前使用していたものより柔らかいという。

 帰宅して早速トライ。
 
….飲んだ!!息子が飲んだ!なんと。母乳実感したんだね!
もっと早く買えばよかった。お気に召してくれたみたいでお母さん嬉しい!ミルクも飲んでくれたら夫に預けてちょっと病院にも行ける。(当時体にあちこちガタがきていた)
 
しかしながら安心したのもつかの間。
それから1ヶ月後、また飲まなくなってしまったのだ。
 
 ここから我が子と母の哺乳瓶をめぐる死闘が始まった。
 
 

乳首がお気に召さないんでしょう?

前回と同様、また乳首を変えれば飲むだろう。

安直な考えのもと、以下の商品を順番に試してみる。
・ NUK プレミアム哺乳瓶(初期利用)
・ピジョン 母乳実感 
・ピジョン Kタイプ哺乳瓶 
・NUK スタンダード哺乳瓶
 
撃沈である。見事に飲まない。
 
うーん。乳首のせいではないのだろうか・・・
 
 

ミルクの味がお気に召さないんでしょう? 

近くの薬局で見かけたミルクを手当たりしだいに与えてみる。
・明治 ほほえみ(初期利用) 
・ビーンスタークすこやか→ちょっと舐めた。
・レーベンスミルクはいはい→ちょっと舐めた。
・明治 ステップ →30mlのんだ。しかし後にステップアップミルクであることに母気づく
 
撃沈。試しに母乳を哺乳瓶で飲ましてもみるがこれもダメ。
乳首でも味でもなければ何なのだ。
 
 

母乳のにおいが気になるんでしょう?

 これもネットの情報だが、赤ちゃんは母乳のにおいがするママからミルクは飲まないという。
「母乳よこせや!そこにあるやろ!」とお怒りになるのだ。
 
再度夫に授乳をお願いし、母は部屋の隅から覗いていたがやはりギャン泣き。
もうダメだ。万策尽きた。母乳が足りなくてしょちゅう泣いてるとしたらすまない我が子よ・・。
 

もう強行手段だ

別記事で書いたが、筆者は我が子が6ヶ月頃の時に1泊2日の手術を受けている。
ミルクを飲んでくれなくなったのもちょうどこの頃。
 
術後抗生物質を投与される為、数日間は母乳をあげることが出来ない。
母の姿も見えず、おなかもすけばさすがに諦めて飲んでくれるだろう、と夫と話をし半ば強引に家を離れた。
 
しかしその日の夜まで、我が子は哺乳瓶で飲もうとしなかった。
 
聞けば断固として拒否する為、さじでなんとか与えたそうだ。すべて飲みきるのに通常の倍はかかっただろう。
世話をしてくれた自分の母や夫に感謝しつつ、そこまで拒否し母を探し泣いていたであろう我が子に対して申し訳なくも思った。
 
しかし。
 
翌朝、家に戻ったのは午前11時頃。
 
母より「200ml飲んだよ」との報告があった。
最悪抗生物質も飲まずすぐにでも直接母乳を与えようと考えていた矢先の事だったので、これには驚いた。
それから1ヶ月過ぎた今でも、我が子はなんのためらいも無く哺乳瓶を使ってくれている。いずれにしても離乳食が進んでいる為、哺乳瓶を使わなくなるのは時間の問題ではあるが。
 

結局は根比べなのか

自分が病気で倒れやむなく我が子の世話が出来ないときや、将来的に保育園に預けたとき、誰かが自分の母乳なりミルクなりをあげられるようにと始めた哺乳瓶。
 
しかし拒絶し泣かれると、ついすぐに諦めて直接授乳していた。出来るのであれば、ずっと母乳で直接あげるのが一番だとは思う。
 
しかしママばかりに負担がかかって我が子と共倒れになってしまっては元も子も無い。
なんとか哺乳瓶を使いたい事情のあるパパママは、筆者のように思い切って極端な行動に出てみるのも一つの手かもしれない。
 
最終的に落ち着いた「母乳実感」
冷ましやすい瓶がおすすめ

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