1. 尿路感染症で息子(2ヶ月)が入院したときの話

息子生後2か月、尿路感染症および水腎症で入院したときの話を残しておこうと思う。どこかの誰かの役に立てれば幸い。
 

それは突然やってきた

息子が生後2か月と半月を過ぎたある日。いつものように朝体温を測ると37.7。
 
普段は37.2前後なので少し高い。
うーん着せすぎかな?と思い窓を開けたり、一枚脱がせたりして様子を見てみる。
 
午後、再度検温。37.2。よかった、気のせいだったんだな、なんて思いいつものように授乳する。
 
午後17時、再度検温。38.0。やっぱりおかしい。
 
生後数ヶ月はたしか免疫が残っているのでそうそう発熱しないはず。
慌ててかかりつけへ。が、よりによってこの日に限り17時までしかやっていないことを忘れており、入り口で立ちつくす。
 
時間外相談の電話番号があったので病状を伝えると、
医師A

 まだ2か月か…機嫌がひどく悪いわけで無ければ今晩様子見てもいいかもしれないよ。気になるなら、区の夜間病院行ってみては?

 
どうしよう。機嫌はそんな悪くないし様子見てみようか?
 
いやでも今晩もし何か起こって救急車を呼ぶことなんかになったら..。
一瞬迷ったがやはりすぐ診てもらうことに。
 

夜間病院へ

到着したころにはすでに19時前。夫も合流する。
 
医師B

うーん…まだ2か月だし一応今から大きな病院に掛け合ってみるから待ってて

 
万一の入院に備えて、この時点で病棟の空きを確認するらしい。
 
運良く最寄りの総合病院に空きがあったので、すぐに移動することができた。
 
総合病院に移動。時刻はすでに20時を過ぎていた。
この日はまたまた運良く小児科医が夜間勤務だった。よかった…。
30分ほど待たされ、診察室へ。
 
医師C

医者 この月齢で発熱することはまずないので、血液検査と尿検査をしてみましょう。必要なら髄液を取って検査もしますんで。髄液というのはね…

  
と、わざわざ図で書いて説明してくれた。筆者とその夫は幼すぎる息子に起こっている事態に頭がついていかず。
 
息子は検査のため処置室へ移動し、我々親は待合室に戻される。
扉を通してでも聞こえる息子の叫び声。
血液検査ってあんな小さな体に針を刺すのか。暴れるだろうな。押さえつけられてるんだろうな。
何か重篤な病気なのかな?髄液って脳障害とか関係あるのかな?
 
息子がなんの問題もなく、元気に走り回る姿しか想像したことがなかった。
こういう事態を予期せず、何の心の準備もしていなかった。
 

入院へ

情けなく肩を丸めながら待つこと10分。再度診察室に呼ばれ慌てて向かうと、右手を包帯でぐるぐる巻きにされた息子の姿が。点滴が外れないように添え木のようなものを当ててしっかり固定されている。
 
医師C

おしっこが汚れているから、取り急ぎ「尿路感染症」という病名になります。詳しい検査が必要なので、とりあえず今日から入院しましょう。

 
とのこと。原因がわかったので、最初の診察で説明された「髄液の摂取」とやらはしなくて良いらしい。
必要になってから言ってよ・・・。
 
診察が終わったころには既に22時をまわっていた。
 
「入院するための準備をする」と病院側。緊急外来にある臨時ベッドで親子3人待機することとなった。
 
まだ3ヶ月にもなっていない息子は泣き疲れた様子でいたたまれない。
とりあえず授乳をして落ち着かせる。普段母乳育児に疲れたと嘆いていたのに、いざというとき助かるものだ。
 
1時間ほど待って、息子が寝たころに病棟へ案内された。
 
病棟へ移って、点滴をつけたままの息子をベッドに寝かせる。
今回は特に24時間付き添いが必要というわけでは無いらしいので、一旦帰宅し翌朝また顔を出すことに。
 
小さな寝息をたてる幼い息子に後ろ髪ひかれつつ、病院をあとにした。
 
続きます。
 
 
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