Parenthood: 3歳の息子へ

*個人的に残しておきたい気持ちです
 
 
息子くんへ。
2018年ももうあと数日になりました。息子くんはどんな1年でしたか。
3歳になって嬉しいことや悲しいこと、上手に言葉で表現できるようになってきたね。
 
今年はなかなか波乱に満ちた一年でした。
年初に突然転勤が決まり、お父さんは単身赴任で離れ離れになるし、
2人きりの生活が始まったと思ったら突然の大きな地震、大雨による大災害。
お母さんは君を抱きしめてガタガタ震えていました。
 
気持ちが落ち着かないまま、お父さんを追いかけるべく引っ越し準備スタート。
日に日に部屋のものが無くなる状況に困惑したことでしょう。
 
お母さんも君がパニックにならないよう「引っ越しのトラックが来て、おもちゃとか運んでもらって、お父さんに会いに行くんだよ」なんて絵に書いて説明したけど、伝わったかな?
 
毎日カレンダーにシールを貼って、お父さんに会える日を指折り数えたね。
お父さんは寂しがり屋だから、海の向こうで孤独に耐え続けた結果胃を痛めたらしいよ。
 
出発日、お母さんは緊張で一睡もできなかったけど君は道中ずっと良い子だった。
着陸直前に「寝てしまった!」と言って飛び起き、トイレに直行してくれてありがとう。
入国手続きに手間取って嫌になっちゃっただろうけど、泣きべそかきながらもついてきてくれてありがとう。
 
空港で待っているお父さんを見つけても君は走り出すこともなく、お母さんの影に隠れながら恥ずかしそうに「おとうさんだ」って呟いたね。
お父さんっ子の君だから泣き出すかと思ったけど、お父さんの方が半泣きだったよ。
 
「離れ離れになってはいけない」と、
お父さんとお母さんは改めて強く思いました。たぶんお父さんが先に病気になります。
 
新たな土地、新たな言語で新たな文化。
眼に映るもの全てが新鮮で戸惑うことも多いと思うけど、家族で切り抜けていこう。
 
君の成長を日々噛み締めて生きています。

来年もよろしくね。