ぜんそく性気管支炎で入院 その2(2歳0ヶ月)

まさかの2度目の入院となってしまった息子。。
 
前回の入院からわずか2ヶ月弱のことだった。
医師より「ぜんそく性気管支炎は繰り返す」と聞いてはいたが、こんなにすぐまた入院してしまうとは。。
 
おなじ病状をもつ子の参考にかもしれないので、記事に残しておこうと思う。
 

1・2日目(金土):突然の発熱&咳

息子の容態が悪化したのは、木・金・土と実家に2泊3日の予定で泊まりに来ていたときのことだった。

出発のときは特に予兆もなかったが、夜にかけて突然発熱。(38.0)

夜中に咳こみはじめる。
筆者

えー!急に…!?

翌朝の金曜には39度代に。咳き込みも激しくなる。
 
慌てて最寄りの小児科へ。
 
お医者さん

うーん…これは…大きい病院紹介しますね

 
息子のおなかの動きを一暼しただけで、即座に総合病院の紹介をされてしまった。
確かに前回の入院時、
「呼吸がかなり苦しい時、胸やお腹がペコペコ動きます」と聞いていたがまさにその状態に朝なっていた。
 
筆者

うぅ…昨日予兆があったのか…?実家に帰って環境が変わったから??

 
落ち込む筆者と咳き込み続ける息子。実家からは車で約1時間とそこまで遠くはないがこうなってしまった以上、移動は控えたい。
その場で紹介状をもらい、近くの総合病院へ。
お医者さん

今帰省中?前回入院したの?急にひどくなっちゃったんだね。

筆者

ハイ…。週末にかけてひどくならないか心配デス…

お医者さん

そうだね。。ステロイドのシロップ処方するから、明日また来て。

 
実家の総合病院は土曜も普通に診察できるらしい。
(筆者が住んでいる所はやってないのでそこは不幸中の幸い)
 
ぜんそく性気管支炎は基本ウイルス性のものだが、ほこりやハウスダストなどのアレルギーが起因となる場合もあると聞いていた。
実家のハウスダストなども影響したのだろうか…?うちよりピカピカだけど…
 
この日は病院で吸入し、薬をもらって帰宅。
処方された薬:
・リンデロンシロップ 0.01%(ステロイド)
・プランルカストDS 10%「EK」
・ホクナリンテープ 0.5mg

3日目(土):咳は少しマシに

強い薬をもらったのこともあり夜の咳は減り、朝には熱も落ち着いていた(ように見えた)。
 
とりあえず再度病院へ。
 
お医者さん

薬が効いてるみたいでよかった。引き続き同じ薬を飲んでもらって、日曜をしのごう。むこうに帰ったら、そっちの総合病院で受診してね

 
4日目、5日目も薬のおかげで夜の激しい咳はなかった。
ただ起きてしばらくは痰がからむらしく、しばらく咳き込むことも。
とりあえず峠を越えたかな、と少し安心。
 

6日目:落ち着いたかと思いきや

2日間様子を見て咳が落ち着いてきていたので、この日の午前中に帰宅。
まだ咳は少し出るものの、本人も元気そう。
しばらく家で療養すれば良くなるかな。
 
と、思っていたが甘かった。
 
帰宅後、再び発熱。夕方には38.4。
咳がぶり返してきた。午前中元気だったのに….。
 
筆者

落ち着いたと思ったけど、また帰るべきじゃなかったか….。

 
そのまま総合病院へ。
 
ここの病院は午前中しか外来をやっていないが、以前入院していた事情を伝えるとすぐ救急で対応してくれた。
 
お医者さん

ステロイドで咳は落ち着いてたの?うーん、でもまたぶり返しちゃったのか…発熱もしてるし心配だね。入院しよう

筆者

ハイ…

 
ということで2回目の入院決定。
 
1回目の入院時より症状は重くなかったものの、夜悪化すると救急車を呼ばなければいけないこともあるので慎重な先生はありがたい。
 
前回と同じ担当医ということもあり、
吸入&点滴からのステロイドで様子を見ることとなった。
 

7〜12日目:入院

入院中の過ごし方は前回と基本的に同じ。
1日数回の吸入に加え、点滴からのステロイド処方。
 
就寝時は呼吸が浅くなるので血中酸素計を足の指につける。
 
血中酸素は常にナースステーションでも確認がとれるようになっているらしく、
極端に落ちてきたら(90前後) アラームが鳴るらしい。

心配な場合は酸素マスクをつけられることもあった。
本人はすやすや眠っているが、見ているこっちとしては胸が痛い。
 
薬漬けということもあって、咳はみるみるうちに落ち着いていく。
 
筆者は別に医療従事者ではないので何の根拠もないのだが、なんとくステロイドを処方され続けるのは
良い気分がしなかった。
 
ただ「ここまで発作がおきてしまうとこういった強い薬に頼るしかない」と医師はいう。
病院によって多少対処法は異なるのだろうか…
 
結果的に症状が改善されているのでこちらから何も言うことは無いけど。
 
前回と同様、約1週間の入院生活となった。
入院後半は本人もさすがに飽きてきたらしく、点滴が外れると部屋のなかを元気に走り回っていた。
 
ちなみに入院中は腰痛もちの筆者に代わって、ほとんど夜寝泊まりしてくれた夫に感謝。
 

退院後の対応

入院したのが3月ということもあって、季節の変わり目は発作が起きやすいという。
 
退院後に処方された薬:
1.モンテルカスト細粒4mg「DSEP」
アレルギーを抑える薬。夕食後毎日服用する。
今まで少し風邪を引くだけですぐ咳をしていた息子だったが、
この薬によって以降3ヶ月は全く咳をせず過ごすことができた。
 
2.インタール吸入液1% 2ml
3.ベネトリン吸入液 0.5%

息子はぜんそく性気管支炎を繰り返す可能性が出てきたので吸入器を買うとに決めた。
上のふたつの薬を混合して使用するらしい。
 
お医者さん

1回使って改善しないようなら、続けて使わず受診してね

 
購入した吸入器
急な発作へのお守り代わり。
出来れば使わないで済むといいけど。
 

おわりに

ということで、前回の入院からわずか2ヶ月ちょっとで再び入院してしまった息子。
ぜんそく性気管支炎は、たった半日で症状が悪化して発作が出たりするので恐ろしい。。
 
基本的には風邪のウイルスなどが引き金となるようだが、
寝泊まりする場所が変わって、普段と違うほこりやハウスダストが悪化させる原因になる可能性もあるという。
 
こうなると2泊3日といえど、旅行とか気軽に出来ないな….。
特に2〜3歳の頃は慎重になった方が良さそう。
 
改めてぜんそく性気管支炎の怖さを知った筆者でした。
とりあえず良くなってよかったよ…
(まぁこのあと3度目の危機が訪れるわけですが)
 
以上、参考になれば幸いです。
 
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