フリーランス(主にブロガー)で認可保育園に受かったときの話

こんにちは。土日の方がなんか疲れやすい筆者です。
「保育園落ちた日本死ね」からはや数年…
 
今回フリーランスとして第一希望の認可保育園に受かったので、経緯など記事に残しておこうと思う。
 
注意

激戦区で認可保育園に入る攻略法ではなく、あくまでフリーランスとしての申請方法などを目的として書いています。

 

保育園の空き状況

まず、うちの自治体の待機児童について。
超激戦区ではないものの、例年待機児童についてニュースにはなっており、県内の自治体では「保育園に入りにくい地域」2位。
特に1歳児クラスの今年度の合格率は65%とあった。
 
ちなみに東京23区でいうと合格率は低い順に、
1位:港区 48.2%、
2位:目黒区 50.3%
3位:台東区 51.4%
   
…23位:豊島区 91.89%
 
となる。
 
 

審査基準

多くの自治体で取り入れているが、うちも「点数制」。
 
たとえば、

「週5日以上勤務、週40時間の勤務を常態」=50点
「週3日以上勤務、週25時間の勤務を常態」=30点
といったふうに点数が定められ、合計点数の高い家庭から認可保育の利用が可能となる。
 
うちの自治体の場合、会社勤めの方が点数が高く、在宅就労は低く設定されていた。
 
なので同じように週5日・週40時間働ても、家で働く人は評価が低くなってしまう。
 
 

我が家の過去の保活状況

筆者は妊娠中にマタハラ的なものを受けたため、初回(0歳児)の保活時は完全に無職だった。そのため、認可園への申請は「就活予定」とし、申請するほかなかった。
保活については妊娠中に身体的なトラブルもなく、運良く育休に入れたの方が圧倒的に有利な条件となっている。
 
我が家の過去の保活はこんな感じ。
 
0歳:
予想どおり認可落ちる。10ヶ月前に仮押さえしていた認証保育へ。
3月から就職活動開始。
無事就職し、慣れてきたころに夫の仕事の関係で急遽遠方へ引っ越すことに。
(苦労した保活や就活が一瞬で水の泡となったためちょっと家出した)
 
1歳:
前職がらみで業務委託提携し、リモートワークを始める。
引っ越したタイミングや、在宅での仕事量などから「どうせ無理だろう」とたいして調べもせず申請すらしなかった。
 
2歳:
業務委託や個人ブログなどで一定額の収入を得られるようになり、個人事業主に。
本格的に在宅での仕事に集中し始める。
ダメ元で認可保育園の申請をしてみる。⇦今ココ
 
なので今回の保活は2回目。
 
 
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申請時の我が家の就労状況

夫:会社員
妻:在宅・フリーランス
 
夫はいわゆる普通の会社のフルタイムワーカー。
妻(筆者)は現在在宅でフリーランス。基本的にブログやウェブサイト等の運営を主とするが、ときどき業務委託を受けたり、その他細々とした仕事をしたり。
 

申請前にやったこと

1. 保育園の見学
当然といえば、当然だけど。
通えそうな保育園をあらかじめ全てピックアップし見学にまわった。
保活自体は今回が初めてでは無いが、この見学周りはしんどい。
 
見学は基本的に午前の早い時間しか受付けないので、1日で1施設しか見れない。
 
 
2.市役所へ利用基準の問い合わせ
自営業の場合の必要書類は、
・開業届の写し
・確定申告書の写し
・資格証の写し
・事業所・店舗などの契約書等
 
が必要らしい。筆者はこの時点で確定申告の写しは持っていない….
ということで申請資料が配布される11月に入ってすぐ市役所で聞いてきた。
 
筆者

こんな仕事をしてまして…

市役所の方

なるほど…。とりあえず収支が証明できるものを準備してみてください。

市役所の方

収入額を知りたいのではなく、あくまで収入があるかというのが分かれば良いです…銀行の振り込み履歴とか、請求書とか。

 
 

申請書類以外に準備したもの

申請書類以外で提出したのは以下となる。
 
業務委託関係
・請求書や契約書
 
ブログ関係
・報酬等の銀行振込記録
・ASP登録画面のコピー
・ASP管理画面の支払い履歴
 
その他
・書きかけの帳簿(次回提出予定のもの)
 
書きかけの帳簿になんの効力も無いが、一応補足資料として提出してみた。
 
 
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提出、そして結果通知

受付1日目はめちゃくちゃ混み合うと聞いていたので2日目に提出。
 
書類の受付係の方は、前回市役所に赴いた際に対応してくれた方と同じ人だった。
そのせいか仕事についての質問など全く無く、サッと書類に目を通しあっさりと終了。
 
役所に赴いた11月の段階で、
「会社勤めでない、実店舗も構えてない人」の保育園申請は稀のようだったので、
「あぁ、これはダメだろうな」という印象をうけた。
 
….
 
そして提出から2ヶ月後。
待ちに待った通知が届き、まさかの第一希望の合格となった。
 
後から市役所に聞いたが、今回申請した2歳児クラスは激戦レベルではなかった模様。
最低合格ラインには「どちらかがフルタイムで、どちらかが就職予定」の方もいたらしい。
 
 

まとめ

ということで2回目の保活、3回目のチャンスにしてようやくこぎつけた認可保育園。
決して楽な道のりではなかった。
 
それにしても居宅外・居宅内で指数が大きく異なるのは如何なものか。
都市部のほうでは、そういった「居宅外か否か」で指数に大きな差は見られなかった。
 
激戦区のトップ3では、
港区:点数の差はなし
目黒区:居宅内は居宅外より-1ポイント
台東区:点数の差はなし
(平成30年の申請書による)
 
とあった。
 
残念ながら(?) 筆者が申請した自治体は4ポイントも違った。
「自営業なら仕事ついでに子供が見れるでしょ?」ということだろうか。
 
国が少子化問題を深刻視するのであれば、働き方の多様性を認める社会にもっとなって欲しいなと願う。
 
以上、フリーランスで認可保育園に受かった時の話でした。
 
何かの参考になれば幸いです。

2019.3.15追記
IT・Web領域における人材紹介業/フリーランスに関する情報発信等をされているレバレジーズ株式会社様の子どもがいる個人事業主の保育園事情が垣間見える記事まとめにて当記事をご紹介頂きました。フリーランスで保活をされる予定の方向けのお役立ち情報が見つかるかもしれません。

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