育児日記:4.むすことわたし(ガルガル期)

ガルガル期、というのは自分がそういう時期になってネットで初めて聞いた単語なのですが、今思えば確かにガルガルしていた気がします。

全て1人でやろうとする


退院して1ヶ月ほど実家にお世話になりましたが、最初の2週間は自分の食事以外は息子とともにほぼ部屋にこもりっきりでした。

 

何故か?今となってはよく分かりません。その時はとにかくそれが最善だと思っていました。

 

あのころは「息子の世話をできるのは自分1人しかいない!」といった危機感もやけにあり…。

 

いずれ実家を離れ、夫のもとに戻れば日中は息子と2人きり。そういう理由もありましたが、周りを寄せ付けないオーラを放っていたかもしれません。

 


もちろん息子はまだ笑うこともなく、寝る・泣く・飲む・排泄の4パターンのみ。

 

まだまだ人間らしい反応が無いせいか、慣れない赤ちゃんの世話に余裕が無いせいか?この時はどこか機械的に淡々とお世話をしていました。

 

なにかを「可愛い、愛おしい」という感情が生まれるときって、ある程度心に余裕がないと生まれない気がします。この時は目の前の小さないのちを守ることに必死でした。

 

実父の言葉にガルガル

夫は育児関係のブログから情報を仕入れてきて、
「仕事から帰ったら息子の世話は自分がやるから!」
「(私の)一人の時間を作れるようにしよう」

と、張り切ってくれていました。

 

そんな話題を何気なく両親にふったところ、

 

「それじゃあ(私の夫)がかわいそうだ。」

 

と父が言うのです。仕事もしているのに寝不足になって夫がかわいそうだと。

 

えっそんなこと言うの。

 

今身も心もボロボロで、昼も夜も関係なく今まさに一生懸命頑張ってる私は何なん?人権ないの?

 

と私は父のその一言にまず唖然とし、激しく憤慨しました。
今思えば何もそこまで…というくらい怒り心頭で3日ほど口を利きませんでした。
(今は仲良しです)

 

「女性は出産後、ホルモンバランスが崩れて精神的に不安定になります」
などと定型文のように聞きますが、絶痛絶苦、大出血のうえ生み出したばかりのいのちを必死で守ろうとしている人間に余裕なんてあるでしょうか。そりゃ神経も尖りますよ。

新生児は尊い


この頃は授乳や寝かしつけに精一杯でしたが、今写真を見返すと本当に新生児ってかわいいなとつくづく思います。

 

なんというか、いのちそのもので。
ただ生きるために泣いて、寝て、泣いて。
ふにゃふにゃだけど、でもどこか力強い。

 

自分が新生児のお世話をしているときは必死でしたが、今では街中で新生児を抱いたご夫婦を見かけたりするとなんだか温かい気持ちになってニヤニヤしてしまいます。

 

ベビーカーで子供を連れていると、「あらかわいいねぇ」って寄ってこられる年配の方(特に女性)いますよね。
今まさに自分はその予備軍なんだな、と思います。だって可愛いんだもの。

 

⬅︎育児日記:3. むすことわたし「病院合宿」

 

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